金八データベース 3年B組金八先生・第4シリーズ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check
  • Share on Tumblr

基本情報

タイトル 3年B組金八先生
製作著作 TBS
放送期間 1995年10月12日〜1996年3月28日
放送時間 木曜 21:00-21:54
放送回数 23回
脚本 小山内美江子
プロデューサー 柳井  満
演出 生野 慈朗、竹之下寛次、鈴木 早苗、福澤 克雄
音楽 城之内ミサ
主題歌 「スタートライン」海援隊
放送形式 映像:SD/音声:ステレオ
ソフト化 VIDEO:○(傑作選)/DVD:○(BOX販売のみ) ※詳細はグッズ情報

このページのトップへ

あらすじ

金八(武田鉄矢)は妻の里美(倍賞美津子)を亡くしたショックから現場を離れ、文部省で教材研究をしていた。だが桜中学の野村校長(早崎文司)から助けを求められ3年B組の担任として復帰する。

3Bには雪乃(杉田かおる)と保(鶴見辰吾)の息子である歩(橋本光成)も在籍していたが、子供たちは感情を表に出さず、金八は目に見えない壁を感じる。クラスでは伸也(小池直樹)がいじめに遭っており、金八は教壇でいじめを苦に自殺した子供たちの事件を読み上げ、いじめのむごさを伝える。

だが3Bにはさらに根深い美香(小嶺麗奈)によるいじめが存在した。歩の幼なじみで不登校をしていた紀美(藤田瞳子)が復帰したその日、美香は歩に、両親が中学生の時にできた子供だと言って嫌がらせをする。歩は「なぜ15歳で僕を生んだのか」と問いかけ雪乃や金八を悩ませるが、保が当時のことを語って聞かせ歩も理解する。金八は再度「いじめはやめろ」と3Bに訴える。

伸也がタコヤキお守りを提案しクラスもまとまってくるが、父と母が不仲な美香の心は荒れていた。受験前夜に離婚を切り出す両親に絶望した美香は、マンションから飛び降りようとして金八に止められる。結局、美香は母親と暮らすことになり、よし江(水間ちづる)や真一(中江太)も美香の心の支えになってやる。卒業パーティーで金八は「君たちは逞しく変わった」と生徒たちを褒め称えた。

このページのトップへ

キャスト

桜中学職員

役名(補足) 出演者名
坂本 金八(国語) 武田 鉄矢
岩崎先生(英語) 児島 未散
野村校長 早崎 文司
国井先生(理科) 茅島 成美
乾先生(数学) 森田 順平
北先生(社会) 金田 明夫
阿部先生(数学T.T) 前田  淳
三宅先生(体育) 平山 陽祐
本田先生(養護) 高畑 淳子
石川教頭 李  麗仙
八木先生(音楽) 城之内ミサ

3年B組生徒

役名(補足) 出演者名
石田 智樹 古屋 暢一
大畑 享大 榎本 雄太
北郷 哲也 坂口  剛
日下 信二 小野寺行哉
後藤  隆 宮崎 徳明
坂田 拓也 渡辺  卓
桜木 伸也 小池 直樹
佐藤 賢治 反田 孝幸
杉山 修一 佐々木卓馬
高畑  優 久我 未来
高橋 宗和 酒井  寿
豊川  康 若菜 大輔
鳥谷 真一 中江  太
能登  剛 服部 圭介
宮沢  歩 橋本 光成
石築 朋子 小野寺菜央
伊藤 美文 宮本 ゆか
伊丸岡ルミ 松下  恵
植田 浩子 井村 翔子
樫木 真穂 幸 早恵子[幸 さえこ、幸 さえ子]
佐藤由紀子 土屋恵美子
管 久美子 米澤 モモ
菅原 東子 神保 良美
鈴木芙美子 小村さち子
高鳥よし江 水間ちづる
田上 容子 渡部はるか
種田ひろみ 植村さやか
広島 美香 小嶺 麗奈
藤岡美智子 重光 絵美
蓑田 紀美 藤田 瞳子

そのほかの主な登場人物

役名(補足) 出演者名
坂本 乙女 星野 真理[星野 真里]
坂本 幸作 佐野 泰臣
大森巡査 鈴木 正幸
道政 利行 山木 正義
道政 明子 大川 明子[村野 仁美]
宮沢 雪乃 杉田かおる

このページのトップへ

スタッフ

エトセトラ

このページのトップへ

サブタイトル

  • サブタイトルは新聞ラ・テ欄に掲載されたものを記載。
  • サブタイトルの()はすべて○囲み。
回数 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1回 1995.10/12 <無題> 生野 慈朗 21.3
第2回 10/19 3Bにもイジメ? 竹之下寛次 21.3
第3回 10/26 イジメの輪 生野 慈朗 19.5
第4回 11/2 イジメ問題大討論 生野 慈朗 22.4
第5回 11/9 先生!またクビ? 柳井  満 23.4
第6回 11/16 涙の大合唱 鈴木 早苗 19.5
第7回 11/23 正常と異常の間 生野 慈朗 22.3
第8回 11/30 恋の花二つ咲いた 鈴木 早苗 20.0
第9回 12/7 3B文部省へ行く 竹之下寛次 21.5
第10回 12/14 十五歳の母と父(1) 生野 慈朗 18.9
第11回 12/21 十五歳の母と父(2) 生野 慈朗 23.5
第12回 1996.1/11 口紅をした受験生 鈴木 早苗 16.2
第13回 1/18 ボク何になるの? 生野 慈朗 19.2
第14回 1/25 オ受験母子の対決 竹之下寛次 18.1
第15回 2/1 タコヤキお守り 鈴木 早苗 15.8
第16回 2/8 入試前日親が離婚 福澤 克雄 18.3
第17回 2/15 合格直後の悲劇 鈴木 早苗 18.8
第18回 2/22 ラップで合格祈願 福澤 克雄 18.1
第19回 2/29 ふくらみ過ぎた夢 鈴木 早苗 19.0
第20回 3/7 男が得?女が得? 生野 慈朗 17.3
第21回 3/14 印度カレーの神秘 福澤 克雄 15.8
第22回 3/21 卒業直前スペシャル 竹之下寛次 15.0
最終回 3/28 卒業スペシャル 生野 慈朗 19.6

備考

  • 放送時間拡大…第22回,最終回・21:00-22:54
  • 放送休止…12/28・橋田寿賀子ドラマ年末スペシャル「渡る世間は鬼ばかり」放送のため、1/4・「ホテルスペシャル'96」放送のため
  • 第8回は19:00-21:00にサッカーJリーグ・サントリーチャンピオンシップ「横浜マリノス×ヴェルディ川崎」が放送されていたため(最大延長22:00まで)、放送時間を変更した可能性あり
  • 平均視聴率…19.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)

このページのトップへ

メモ

  • 1990年のスペシャル以来、約5年の沈黙を破り復活。プロデューサー・柳井満が「もう一度ちゃんとやりましょうと言い続けていたら、ちょうど武田さんと小山内さんもスケジュールがあって、イジメ問題を取り上げようという事で方針が決まった。」という。この5年の間に金八の妻・里美(倍賞美津子)は病死したという設定に。「子供たちが大きくなり、倍賞さんがいると勿体無くなりそう。母親のいない家庭で子供たちを見せた方が良い。」との理由で設定された。そして舞台は再び桜中学に。これは「小山内さんの希望で、国井先生や乾先生ら書き込んできた先生は書き易いから」。その中で教頭だった野村(早崎文司)は校長に昇進。体調の悪い設定だったが、実際に早崎氏の体調が悪く「補聴器をつけたままで良いのでと無理に出演をお願いしました」。シリーズ終了後に早崎氏は故人に。「娘さんが「病院で“教頭先生”と呼ばれて大事にしてもらいました」と仰られていました」。第21話の最後の授業はまさに最後の授業となったわけである。(「」コメント(要約)はいずれもプロデューサー談)
  • 金八が戻ってきた3年B組には昭和54年度卒業生の保(鶴見辰吾)と雪乃(杉田かおる)の子・歩(橋本光成)が在籍している。しかしよく考えると、歩は受験真っ只中の昭和55年2月に誕生。一般的に考えれば高校1年生になっているはずでは…?この矛盾についてはシリーズを再開するにあたって、脚本の小山内美江子が第1シリーズで書いた「十五歳の母」についてもう一度問い直したいという強い希望があり、学年がずれる事を承知の上で設定されたという。なお、金八の息子・幸作も本来ならば小学6年生のはずだが、このシリーズから学年が1年ずれて5年生となっている。
  • 生徒の役名と、三宅先生、北先生、石川教頭など一部の先生の名前は、脚本の小山内美江子と交流のあった北海道の中学校の生徒たちの名前を拝借して名づけられた。

このページのトップへ

データベース参考資料

  • 3年B組金八先生(第4シリーズ) 1996年再放送分
  • 「3年B組金八先生 卒業アルバム 桜中学20年の歩み」古沢  保 著(同文書院 刊)
  • 「3年B組金八先生PERFECT BOOK みんなで歩いたまっすぐな道」古沢  保 著(学習研究社 刊)
  • 朝日新聞縮刷版

このページのトップへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Check
  • Share on Tumblr